室内の空気と室外の空気を入れ替える換気扇ですが、そもそも換気扇の掃除は必要なのでしょうか?お部屋やトイレ、キッチンなど部屋の各所に換気扇が付いていると思いますが、わりと掃除をしていない方も多いと思います。しかし、掃除の必要性を問われると、答えはYESです。
皆さんも、ファンやフィルターにホコリや汚れがこびりついているのを見て、払ったり拭いたりしたことくらいはあるのではないかと思います。こういったものはダニやアレルギー物質の巣窟になってしまいますので、なるべく清潔にしておくにこしたことはありません。
汚れがファンにベッタリとこびりついた状態では、換気扇の排気効率が落ちてしまうのです。こうなると換気扇をつけている意味がなくなってしまいます。これは大問題です。たとえば魚を焼いたり、カレーを作った時に臭いがこもったら大変ですよね。今流行のキッチンとリビングが間続きタイプの家だったりすると、家族だんらんの間に魚やカレーの臭いがいつまでも残ってしみついてしまうなんてことになりかねません。
とはいえ換気扇の掃除はとても面倒なものです。やらなくても済むならやりたくない……というのが本音ではないでしょうか?だけど換気扇の掃除は放置すれば放置するほど大変になります。特にレンジフードは油汚れがこびりついてしまうので、定期的に掃除をした方が楽になります。油汚れは排気効率を悪くするだけではなく、臭いの原因になることも。
年に1回の大掃除に……というのは、少し頻度が少なすぎるかもしれません。できれば季節ごとに掃除をした方がいいでしょう。どうしても年に1回ですませるならば、冬よりも夏にするべきです。温度が高い方が、油汚れは落としやすいからです。例えばしつこい油汚れを熱湯につけおき洗いにしておきたくても、冬場ですとお湯がすぐに冷めてしまって、満足な油落ちが期待できないかもしれません。夏場のうちに一度汚れを落としておけば年末も楽になりますので、なるべく温かい季節のうちに掃除しておくべきでしょう。
今まで換気扇掃除はフィルターや見えるところだけを掃除していた方も、この機会に本格的な掃除を行ってみてはいかがでしょうか?掃除を終えたらあまりにもすっきりと換気できるのに驚かれるかもしれませんよ?